2005/12/24

未来都市ローマ


今日、仕事から帰るとめずらしく白黒の「ローマの休日」がかかっていた。
テレビをつけたのが有名な「真実の口」のシーン。
この映画が撮られたのが50年代あたりだろうから、きっとこの真実の口もさぞかし大勢の人間に手を突っ込まれて、
嗚咽をこらえながらあり得ない胃液を口から垂らしてきたのだろうなと想像。
そんな想像をしていると、この先、つまりこのあと数百年のうちに摩耗が進んだとき、
きっとこの口も顎の先にまで広がり、きっと誰も手を突っ込むのも止めてしまい、
仕舞いに鼻か目に指をつっこみ始めているのだろうと、これまた想像。
「顎の落ちた真実の口に、片方だけ大きく空いた鼻孔」


コンダクター:というわけで、あの映画はもう現実にはない昔の姿を映していることになるかと思います。では、今度はマルクス・アウレリウスの像がある広場へ戻ってみましょう。
旅行客:ははぁ、だから、「真実の鼻」なんだぁ...
(ブロッガー:こいつアホや、納得しとる)
旅行客:小指は余裕やナァ。
コンダクター:「嘘を言ったら鼻が垂れる」っていいますから、必ずティッシュのご用意を!
(ブロッガー:コンダクターよ、恥を知れ、恥を)
旅行客:あ、二本入った。