2007/06/23

誤認囃子


ヤフーのトップページには次のようなPRが並んでいる。

流行ビキニで視線くぎ付け
夏はハワイアンジュエリーで
キャミワンピースで涼しげに
足下かわいいビーチサンダル
サングラスでいい女度アップ
自宅で手軽にツルツルお肌
イオンスチーマーで美しく
あなたにもできる、ネイル術
夜は浴衣で雰囲気チェンジ
夏の恋、必勝お泊まりデート


ほほぉー、である。
ソフトバンクは「泥濘の堤防」とでも呼ぶべきか。

そもそも「PR」とは、文字通り”パブリック・リレーションズ”のことである"はずだ"。
しかれば、日本でもゲッペルス・システム満載の大政翼賛的リレーションがこのよなPR企業によって作られている。
この手の公共の「リレーションズ」が、捏造とは言わないが、それでも、虚構間近に近いものとして作られていることは間違いない。

誰の口から上に列挙したような娑婆娑婆で禍々しい言葉が吐き出されるのか。
例えば、「クールビズ」に絡めたエゴイスティックなエコ広告(というか、エコロジカルなエゴ広告)も同列だ。
今更、誰が電気の消し忘れを広告にするセンスを持ち合わせていようか。
こんなこと、ダメオヤジが鬼婆にケツを捻られたすえに、渋々自分のこれまたダメ息子に良い格好を見せてるようなものだ。

PR会社のことを日本では何故か”広告代理店”と呼ぶ習わしがあるが、しかし、何の代理なのか。
ここで川柳一句、

「内裏様、誰のダイリと問われれば、肝入り腑抜けの代理様」

専らのところ、平日はエコを訴えて、憔悴の休日はパチンコに精を出す吾人の代理なのだろう。
やっぱり、エゴロジーである。

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