チュッチェフ "Silentum!"(1829)第二聯
黙せよ、隠れよ、秘せよ
感情も、夢も、自分のものはー
魂の淵で
昇り沈ませておけばよい
語らぬ夜の星たちのようにー
それを眺めてみたまえ、そして黙るがいい
いかに心根におのれを語らせるというのか
他人に何が分かるというのか
その者に分かるだろうか、何が私の糧かなど
考えは口に出したら偽りだ。
泉を怒らし、掻き乱せー
その泉を糧にせよ、そして黙るがいい
おのれのうちに生きることだけ身に付けよー
すれば汝の魂にあるすべては
秘められた魔術の思考の世界。
その思考は外の喧噪に掻き消され、
白昼の光に追い散らされるー
その思考の歌に耳を当てよ、そして黙れ!
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